今回のカタログの表紙・カラーは 自信作なのです。
二度とできない色です。
マダラな雰囲気は細かい凹凸のある紙質の上に
薄くかけた為に
生まれた独特の質感。
MAORI no7迄は 「DIC 日本の伝統色より」番号を決めて印刷屋さんに依頼していました。
今回は bamboo シリーズの色をイメージして
印刷屋さんに赴き 現場でインクを混ぜながらの まさに手作業での色出し
左手前がインクの入ったbox
実際の紙に調合を変える度に何度も試し刷りを
一つ前の色の方が良かったなと思っても
もう2度と
その色には戻れません。
パソコンのように前に戻る(command Z )は使えないのです。
中身の色は現物と比べながら、、
MAORIのもう一つの特徴はカタログ写真は基本的にデジタルではなくフイルムで撮っています。 フイルムでは直ぐに画像を見ることが出来ないのでポラをひいて露出などを確認してからシャッターを 切ります。時間と経費がかかりますが 手作り感を大切にしています。 ちなみにカメラはハッセルブラッド。
現在のロゴになる前にA4サイズで作ったリーフレット BALIの夕刻の海を表紙に、真麻里(まおり)
ちなみに続きでもう一つ
bambooシリーズのイメージカット部は
いろんな竹をスタジオに並べて、、
2018年 NO9 カタログ表紙の色は全仏オープンに用いられているクレーコートの色を基調に
実際の紙でのサンプルが出来てきたのですが、もう少し艶っぽい感じが欲しいと思い
ゴールデンウイーク明けの深緑の5月に印刷屋さんを訪問
オレンジ色をたっぷり 黄色を少々 加えて
印刷機に混ぜ込んで
緊張のサンプル出し
まだまだ変化しないので もっとオレンジを加えて 「うす〜く」印刷してもらったところ
写真上部の色が出たので 「 OK ! 」
色と濃さが決まれば印刷物はアッと言う間に貯まって行きます。